ウイングユニットポンプコイル修理

ウィングが動かないとのことで見せていただいたトラックでしたが、点検の結果モーターの異常が判明しました。溶接でかなり強引に固定されていましたが、なんとかおろして分解すると、ご覧のようにコイルが焼損しています。当社在庫品のコイルと交換して無事動くようになりました。

Wing body Hydraulic Power Units coil

ACコンプレッサ破損

急にエアコンが効かなくなったとのことでご来店いただいたお車。座席の下にエンジンがあるタイプですが、シートを上げた瞬間に故障箇所が判明しました。事故暦はなかったのですが、応力の関係なのかフレームに過大な力がかかり、ご覧のようにコンプレッサが破損したようです。これでは入れた瞬間にガスが噴出すでしょう。broken-ac-compressor

オーバーチャージ

始動不良で入庫したお車のボンネットを開けたところ、バッテリーからごらんのように湯気が出ていました(クリックで動画)。最近あまりみかけなくなったオーバーチャージです。オルタネーターの発生電圧が高すぎてバッテリが加熱し、このような水蒸気と硫化水素の混ざったガスを噴き出すため、ちょうど温泉のようなにおいがします。

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永興電機工業水ポンプWP24-180B10オーバーホール

水ポンプの修理依頼をいただきました。出力の違いはありますが、以前にオーバーホールをした同社のWP24-400と構造はほとんど同じです。連続運転耐えられる設計ではありませんが、定期的にオーバーホールしてやれば10年以上お使いいただけるようです。

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クボタGM60エアコン配管つまり修理

エアコンが効かない原因はいろいろありますが、そのひとつが配管内部のつまりです。このトラクターではユニット内の配管が詰まっていたために、ガスが流れず、圧力異常でエアコンが効かなくなりました。詰まっている箇所を特定し、再発防止の措置をした結果、エアコンは元通りよく冷えるようになりました。

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ベアリング焼き付き

モーターに限らず回転系の機械の異常は、異音と振動から始まることが多いです。早めに気がつけばより少ない出費で修理が出来ますが、ある日突然大きくなるわけではなく、毎日少しずつなのでなかなか気づきません。この写真は焼きついたボールベアリングの中から出てきたボールです。もとは銀色に光る綺麗な玉なのですが、摩擦による熱で変色した上変形しています。こうなるとシャフトの方も無事ではすみませんから、旋盤による加工が必要になります。

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