車はどこが壊れても困りますが、中でも困るのはエンジンがかからないこと。現在新車購入された自家用車は平均で８年間所有されるようになりましたが、最新の車では８年もバッテリーが持つことはまずありません。新しい車に乗り換える前に、何度か交換することになります。

燃費とのトレードオフ

以前はよく車歴の長いお客様から「新車から一度もバッテリー交換してないんだが大丈夫だろうか」というご相談を受けました。当時は登録車で４～５年、軽であれば７～８年はバッテリーがもちましたので、一度も交換しないまま新車にされるお客様もいたほどです。

しかし今ではメーカーが燃費性能を追求した結果、多くの車は加速時に充電を行わないように制御されています。充電は加速が終わり、一定の速度を保つようになるまではじまりません。短時間で同じ量を充電するためにバッテリーは急速充電を繰り返され、これが負担となって寿命を縮めることになります。

高性能バッテリー

一方で別の見方をしますと、製品の寿命に影響が出るほど厳密に制御され、燃料代を節約しているとも言えます。もっとも、全てのバッテリーで同じように燃費がよくなるわけではありません。バッテリーには充電受け入れ性能というものがあり、機種によって一定時間内に受け入れ可能な電力量は違います。この性能が低い機種では短時間での充電が出来ませんから、車は長時間発電することになり、結果的に多くの燃料代がかかります。バッテリー交換の際はぜひご相談ください。

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