エバポレータからのガス漏れを修理させていただきました。アルミ製のエバポレーターが酸と水分とで腐食し、漏れでたリークテスタがライトに反応して蛍光を放っています。

ボディの溶接中に電気が流れたため配線が激しく焼けています。車両の末端部のため配線数が少ないのが不幸中の幸いでした。将来問題が起きないかを見極めつつ、使用可能な配線はなるべく生かせばより少ない予算で修理が可能です。

ダイナの冷凍機の故障でお預かりさせていただきました。点検の結果、コンデンサからのガス漏れが判明したため、交換となりました。トヨタではウォークスルーバンも同じ位置にコンデンサが搭載されていますが、とても丈夫な鉄製のボックスで固定されており、交換はなかなか大変です。

ガス漏れの検査はいつも我々修理屋を悩ませますが、いまでは高性能の検査薬もあり、依然に比べると大幅に少ない時間と金額で対応させていただけるようになりました。写真のように肉眼ではわからない漏れも、ガス漏れ検査薬を使えば一目でわかります。ガス漏れのあるお車では、検査薬を補充した状態で普段と同じようにエアコンをお使いになっていただき、エアコンが効かなくなってから点検さていただきますと、ガス漏れの箇所が確認できます。今回のようなレシーバー部の漏れであれば修理代も安くすみます。

配線焼損です。焼損範囲が広かったり、コネクタが特殊だったりで一部修復が不可能な場合もありますが、今回はお客様がお急ぎのこともあり、価格も安くすむ一部配線の製作、取り付けで対応させていただきました。